クルーラウンジは、世界中の航空会社で働いていたプロ達が集結しているエアラインスクール。
今回は、2社の外資系5つ星航空会社で10年以上の就労経験を経て、夫と共にクルーラウンジを設立された「ミミ先生」に、お話をお伺いしました。
13年間で合計で73カ国に渡航!

自己紹介をお願いします。
マレーシア人のミミです。
私のキャリアはエティハド航空からスタートし、11年間の間に、エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスのCA、更に、機内全体の責任者を勤めました。
それ以外には、1年間、パイロットのリクルーター(人事)としてアブダビで働いた経験や、2014年には最も機内の免税販売の売り上げをあげた人に贈られる、「Best Duty Free Seller」を受賞した経験もあります。
その後、カタール航空に、採用のスペシャリストとして転職しました。その役職では、各週ごとに世界中を回って、採用活動に励みました。日本でも採用活動をしたことがありますよ!
まさか自分が人事の採用官として働くとは思っていませんでしたが、とても楽しかったです!
実は、父から1年間だけ航空業界で働くことを許されていたのですが、気づけば13年も経っていました。(笑) その13年間で訪れた国の数は、合計で73カ国にものぼります。
現在、外資専門エアラインスクール・クルーラウンジ(https://ca-senmon.com/crew-lounge/)ではヘッドハンターとして働いており、航空会社のリクルートイベント開催のお手伝いをすると共に、CAとして活躍できそうなポテンシャルのある生徒を探しています。
世界中に友達を作ることが出来たのは、CAという職業のおかげ!

ぶっちゃけ、キャビンアテンダントという仕事は楽しかったですか?
とても楽しかったです!
毎回のフライトで色々な国籍の人たちと出会うことができ、世界中に友達を作ることができました。
実際に、中国行きのフライトで関わったお客様とお友達になって、観光に連れていってもらったこともありました。
そのご家族とは、今でも連絡を取り合っています。
このように、フライトが終わった後は、自分の時間を自分の好きな人と自由に楽しむことができます。
CA以外に、このようなライフスタイルを送れる職業は無いと思いますし、もし他の職業についていたらこのような経験は一生できなかったと思います。
マレーシアは世界有数の多民族国家として有名ではありますが、CAになっていなかったら知り得なかった、タブーや文化も沢山学ぶことができました。
CAは、世界中を旅しながら、貯金もできる!?

ズバリ!この職業の魅力とは何でしょう?
主に4点挙げられます。
①いい意味で「普通の仕事」ではない
フライトの度に毎回違うCAと働くことができるので、もし苦手な人と一緒に仕事をすることになったとしても、割り切って仕事をすることができます。
普通の会社でオフィスワークをするよりも、人間関係をさほど気にすることなくのびのびと仕事をすることができるのは、この職業ならではの魅力だと思います。
②無制限でチケットの割引を利用できること
CAには、どのフライトでも通常価格の10%のみを支払えば良いという、魔法の制度があります。
これは、自分自身だけではなく、家族や友達にも使うことができます。
私の両親は、この制度を利用して、膨大な数の海外旅行に行っています(笑)
③お給料が高いこと
CAのお給料はもともと高いのですが、その中でも私が働いた2社は中東地域に属しているため、税金がかかりません。
ですので、働いたら働いた分だけ、税金が引かれることなく、お給料を受け取ることができます。
④福利厚生が充実していること
病院代、薬代、住居など、生活にかかるお金は全て、会社が負担をしてくれます。
実際に私が自分で払っていたのは電話代だけなので、毎月貯金をすることができていました。
世界中の若者にチャンスを与えたい

クルーラウンジを設立した目的は?
夫であるカリム校長がクルーラウンジを創業し、私は取締役として立ち上げを手伝いました。
カリム校長には、長年エアラインスクールを創りたいという夢がありました。
世界中の若者は、そもそもCAという職業の魅力を知らない、
なりたいと思っていたとしても、
どのような準備をすれば良いのかを全く知らない、
という課題を抱えています。
それは、情報源が無いからです。
そんな若者に対して、リクルートチーム/トレーニングチームで働いていた私たちだからこそベストな教育や数多くのチャンスを提供できると思い、2人で話し合って立ち上げることを決めました。
その立ち上げの地として、
多民族国家でバイリンガルが多いマレーシアを選ぶことは、世界中にCAを輩出していく上で大きな可能性があると感じました。
元採用担当が語る。CAは、風貌よりも中身を重要視される!?
キャビンアテンダント志望者に対して、面接時に重要視していたことはなんですか?

主に、
①英語レベル
②身長
③性格(我慢強さ、おもてなしの気持ち)
の3点ですね。
特に③に関して、誤った知識を持っておられる方が数多くいらっしゃいますので、より説明を加えると、CAは一見華やかに見える職業ですが、トイレの掃除や緊急のメディカルサポート、お客様同士の喧嘩など、時にはチャレンジングなことに対応しなければいけません。
いつ何時も、CAはお客様の前で泣くことは許されませんので、どんなトラブルに対してもしっかり対応できるのかどうかを重要視しています。
どれだけ風貌がモデルのように美しくても、以上3点をクリアすることができなければ、採用することはできません。
常日頃からCAとしてのプロ意識を持つ重要性

面接での通過率を高めるために、学校内で決まりとしていることは?
主に2点あります。
①クルーラウンジでは英語を公用語としているため、絶対的に英語を話さなければいけないということ
先ほども述べた通り、CAになるための面接では、英語力が重要視されています。
そのため、普段から「英語を話さなければいけない」という環境作りをし、みんなで英語のスピーキング力/リスニング力の向上を目指しています。
英語が苦手な生徒へのアドバイスとしては、英語のドラマを見て視覚・聴覚から学ぶことをオススメしています。
②身だしなみを整え、清潔感を保たなければいけないということ
生徒たちには、いつでも面接に行けるくらい完璧に身だしなみを整えてもらうようにしています。
CAは他の職業に比べて、人と接する機会の多い職業ですので、今のうちからベストな状態の自分を作ることに慣れておくことが必要です。
日本人の需要がなくなることは、決してありません!

キャビンアテンダントという職業において、コロナ後も日本人に需要はあると思いますか?
はい、もちろんです。
日本の政府は、世界中の全ての航空会社に対して、日本発着のフライトにはネイティブの日本語スピーカーの搭乗を義務付けています。
そのため、日本人の需要が無くなることは、決してありません。
英語力向上によって芽生える、自分への自信

面接官が日本人志望者に期待することは何ですか?
英語スキルですね。
今まで数多くの日本人のCA志望者と出会ってきた経験上、みなさん英語のライティングスキルには長けているものの、それに比べてスピーキングスキルが乏しい傾向があると感じます。
CAは、全員が自分の英語力に自信を持つべきで、それを持つことによって自分自身に対しても自信を持つことができると思っています。
その理想を叶えるため、CrewLoungeでは、グループワークを行う回数を多く持ち、英語力を伸ばすようなカリキュラムを作っています。
実際にCAの面接を受けるまでに一定の英語レベルに達することができれば良いので、生徒たちには、失敗を重ねながら学ぶことが大切だと伝えています。
ココで一緒に、新しい自分を見つけませんか?

では最後に、クルーラウンジを検討されている方々へ、メッセージをお願いします。
もっと自分自身に自信を持ちたいと思っている方がいらっしゃいましたら、ぜひクルーラウンジに来ていただきたいです。
人それぞれ個性を秘めていても、それを発揮すること機会がなければ、秘めているだけで終わってしまいます。
私たちは、生徒一人ひとりの魅力を引き出す教育を心掛けていますので、卒業する時には新しい自分に出会うことが出来るはずです!
皆さんのことを、心からお待ちしております!
ミミさん、ありがとうございました!