シンガポール航空のCAは世界最高と言われており、
「ベストエアラインインザワールド」や「ワールドベストキャビンスタッフ」にも選ばれています。
東南アジアの伝統服「サロンケバヤ」をきて、
美しく世界最高クオリティーのサービスを提供するシンガポール航空のCA。
優れた施設も兼ね備えたシンガポール航空は、
CAを目指す人にとって、憧れの存在です!
そんなシンガポール航空では、日本人の乗客に対するサービスの為に日本人クルー枠があります。
今回は日本人クルーとして、シンガポール航空に入るために
必要な身体条件や、能力、そして面接試験についてお話しします!
身体的条件
身長・アームリーチ
シンガポール航空の身長制限は「女性158cm以上」「男性165cm以上」となっていますが、これらを下回っていから、確実に落ちてしまうと言うわけでもありません。
しかし、シンガポール航空の所有する機体の中には、天井が高く、物を収納する位置が高いものもあり、
手が届かなかったり、腰を痛めてしまう可能性があるので、身長制限が設けられています。
体型はポッチャリも痩せすぎでもアウト
体型が軽ければ良いというわけでも、重ければ悪いというわけでもありません。ポッチャリしていると審査で落とされますが、
逆に細ければ良い思って、痩せすぎると、それも審査で落とされてしまいます。自分の身長にあった、ちょうど良い体型(BMI)を目指しましょう。
BMIを計算できるサイトを貼っておきますので、下記のサイトで、「普通の体型:BMI18.5〜24.9」を目指し、維持しましょう。
美容:肌質、髪型、化粧など
シンガポール航空では、肌質や、髪型、化粧などがその人に似合っているかどうかなども見られます。
場合によっては、引っ掻き傷や、ニキビなどで落ちてしまうこともありますので、ファンデーションで隠しましょう。
他にもシンガポール航空では、髪型や化粧が似合っていなかった事が原因で落とされてまうこともあります。
自分に似合っている髪型や化粧を美しく表現できるように訓練しておきましょう。
CA大国「マレーシア」にあるCA専門学校「クルーラウンジ」では、メイクアップの授業で、「ひとりひとりに合ったメイク」を、美容専門の講師から教えていただくことが可能です!
能力条件
英語はネイティブレベルの必要なし
海外の航空会社ということで、高い英語力が求められると思っている方が大出が、ネイティブのように話せる必要はありません。
基本的に日本人クルーは、日本人の乗客が多い路線を主に担当します。
しかし、「日本人の乗客が多い路線」=「日本路線のみ」という事ではなく、「シンガポールー日本ーアメリカ」のアメリカ路線も日常的に乗務できますし、
時には、ヨーロッパや他のアジアなど、シンガポール航空が就航するすべての路線に乗務できる機会もあります。
なので、中東系に比べて、それほど高い英語能力が求められる訳ではありませんが、「日本路線」の「日本人の乗客」だけを担当するという事はありません。
サービスの訓練や英語訓練もあるので、その時に英語を丁寧に話せるようにならなければなりませんが、
訓練も英語で行われますし、面接も英語での質疑応答や英語のテストもありますので、最低でも「TOEIC600-650」程度の英語力は身につけておきましょう。
あらかじめ、海外留学を経験し、友人と日常会話が出来るレベルにしておくと良いです。オススメはマレーシア留学。
マレーシアはシンガポールの隣国です。歴史的にもともと同じ国だったこともあり、英語の訛りもシンガポールと似ています。
何よりも、マレーシアはCA大国で、「クルーラウンジ」というCA専門学校がなどもあります。
CAとしての知識、能力を高めながら、英語を話せるようにするのにも有効です。CAの専門用語なども覚えられます。
日本語は美しく正しく話せること
日本人だから「日本語は大丈夫」と思っている方は要注意。
丁寧かつ正しい敬語を、ビジネスレベルで使える必要がありあます。
シンガポール航空はビジネスマンの方や経営者の方の利用が多く利用しているので、
間違った日本語や敬語を使うと、シンガポール航空のブランドに傷をつけてしまいます。
日本人だからといって油断せず、ビジネスレベルの正しい敬語、日本人の乗客と会話しても、恥かしくない日本語を勉強しておきましょう。
面接の流れ
書類選考
書類選考はWEB上で行われます。海外の航空会社ということで、「私の英語レベルじゃ到底無理・・・」と諦めてしまう方はもったいない!
「能力条件」でも述べた通り、日本人クルーは日本人の乗客担当がメインになります。
ですから、英語はネイティブレベルの必要がありませんし、TOEICなどで英語レベルを証明することは要求されていません。
しかし、採用後のトレーニングや業務は、もちろん英語で行われます。CAとして働く上で最低限必要な「日常会話レベルの英語力」は必要となります。
一次試験(グループ面接)
書類選考が通ると、一次試験(ビデオインタビュー)の案内が届きます。
一次選考のグループ面接(ビデオインタビュー)では、英語のスピーキングと筆記試験が行います。
スピーキングでは2〜3問出題されます。考える時間は30秒で、解答時間は1分30秒程です。
しかし、スピーキングで1番重要なのは、美しさと、雰囲気です。
中には、ほとんど話せていないのに、笑顔が美しく、通過した方もいます。
話し方や、姿勢、表情などは常に意識しましょう。
筆記試験では、50字以上、700字未満と指定があります。回答時間は10分程度です。
二次試験(グループ面接)
二次試験では、グループ面接+グループディスカッションが行われます。
グループ面接では、日本語も使用されることがありますが、グループディスカッションは英語でのみ行われます。
二次面接のディスカッションでは、話している内容だけでなく、話し方や姿勢、協調性も見られますので、
ディスカッションに集中しすぎて、姿勢が悪くなったり、言葉遣いが美しくなくなると不利になってしまいます。
美しい話し方と協調性を常に意識しましょう。
最終試験(個人面接)
最終試験では英語+日本語の両方で、「個人面接」が行われます。
英語の質疑応答は:
・「自己紹介」
・「日本のオススメの場所」
・「シンガポール航空の利用経験の有無」
・「航空会社を志望する理由」
・「シンガポール航空を志望する理由」
など、そこまで難しい質問はされません。あまり難しく答えようとせず、簡単な単語を使用し、相手に説明できれば大丈夫です。
日本語の質問内容は:
・「志望理由」
・「あなたのストレス解消法」
・「現場について」
・「チームワーク」
などが聞かれます。こちらの面接の際も、笑顔はもちろんのこと、美しい話し方や姿勢や所作に気をつけることを忘れないようにしましょう。
健康診断・英語試験
健康診断では、体重、身長、肌の質、尿検査、視力、聴力などが検査されます。
こちらの検査は、実は、とても厳しいです。
肌が見える部分に傷やアザがあると、必ず質問されますので、ファンデーションなどで必ず見えないようにしておきましょう。
歯の矯正をしている場合もいつ終わるかなど必ず質問されますので、面接の前に矯正を終わらせられると理想です。
英語の試験では筆記もありますが、スピーキングの方がより重要視されます。
スピーキングのテストでは時間制限が設けられておりますが、時間内に早めに終わらせてしまうよりも、時間いっぱい使って話す方が印象的です。
こちらのスピーキングテストの際も、話し方や、姿勢、容姿や表情が見られていますので、
気を抜かずに気を抜かずにしっかりと美しさと丁寧さを意識しながら話しましょう。
まとめ
シンガポール航空の日本人クルーは、ある程度の英語力は必要ですが、ネイティブの様に話せるという事よりも、美しく話せる事が重要です。
容姿はもちろん、美しい姿勢や話し方、所作などもしっかりと意識しましょう。
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