CA目指すならどっち?大学VS専門学校を徹底完全比較!

目次

キャビンアテンダントへの一歩はどこから始めたらいいのでしょうか。大学へ通いながら将来の選択の幅を広げたり、集中した学びを経て短期間での就職が叶う専門学校へ通うなど、個々によってその選択は様々です。そんな進路選択で悩んでいる貴方に、当記事ではキャビンアテンダントになるための進路選びについて詳しく解説をしていきます!

Reina

実際に大学と専門学校を卒業し、現在は現役キャビンアテンダントとしてシンガポールベースのエアラインで働くReinaが執筆しました♪

日本の大学を卒業後、マレーシアにあるクルーラウンジ(CA養成学校)へ留学。現在は外資系CAとして活躍する一方、『CA専門.com』では留学カウンセラーやブログ執筆を担当し、CAを目指す人を応援しています😊🌸✨




キャビンアテンダントとは?


職業としての魅力

 キャビンアテンダントは、働きながら世界を旅をして、様々な国の人々との出会いや文化に触れることができる魅力に溢れた職業の1つです。もちろん『お客様の安全を守ること(保安要員)』『最高のサービスを提供すること(サービス要員)』が最大の使命なので、ただ単に『華やか🌹』、『キラキラ✨』している職業ではありません😊


求められるスキルと資格

 取得が必須な資格は特にありませんが、 コミュニケーション能力チームワーク忍耐力問題解決能力異文化理解が重要視されています。航空会社ごとに、特定の身体・健康基準を満たす必要もあるので、事前に確認をしましょう。


大学と専門学校のメリット・デメリット


大学進学? vs 専門学校?               

それぞれのメリットとデメリットを紹介します。何をポイントに進路選択をするのかを把握しておくことで、進路選択をする上で参考になるかもしれません。

【大学進学のメリット】

・エアライン業界以外での多様な分野について理解を深め、学ぶ機会に恵まれる。

・大学卒業の学位を取得でき、大学4年間の中で『大学生でしかできないこと』を経験し知見が広がる。

・キャリアセンターを利用しながら、担当者と進路相談ができて、エアライン以外の職業選択に目を向けることもできる。

【大学進学のデメリット】

・時間と費用がかかる。

・大学によってことなるが、エアライン業界について専門的に学べる機会が少ない。

・キャリアセンターの利用は可能だが、基本的なエアライン就職/採用情報について情報は自分主体で行う必要がある。


【専門学校のメリット】

・最短で専門知識を習得することができる。

・座学だけでなく実践的な学び、カリキュラムも豊富である。

・エアライン就職/採用情報に関する情報が身近で、面接対策に強い。

【専門学校のデメリット】

・100%キャビンアテンダントになれるとは限らない。

・エアライン業界以外での就職となった場合、選択肢が限られる。

・学位の取得はできない。



カリキュラムの比較

カリキュラム

 より詳細なカリキュラムを見てみましょう。カリキュラムを通して、何に一番興味があるのか、何をやってみたいのかを改めて考えてみましょう。

【大学】

・専門的に学ぶ学部を決め、深く研究していく

・専門分野以外にも、一般教養の授業を受けることができる

・学校が定める単位を取得する必要がある

・インターンシップ(学校による)



【専門学校】

・キャビンアテンダントについての基礎知識を学べる

・実践的トレーニング:緊急時の対応やサービス提供の仕方、お客様からのお声や要望に対する解決方法など、機内の模型や道具を用いて実践する

・国際線での乗務を想定した語学に特化した授業

・面接対策やインターンシップ(学校にもよる)




時間と費用


ポイントを整理しよう 

 大学と専門学校では実際にかかる費用時間が大きく異なります。入学金や授業料だけでなく、施設や設備利用費が発生する場合もあります。1人暮らしの場合は住居費や食費、交通費なども考慮する必要があります。総合的な視点から判断していきましょう。

期間

  • 大学:4年
  • 専門学校:1〜2年

費用

大学 (入学金+授業料)
1年間4年間合計
国公立大学約80万約240〜260万
私立文系約90万約390万
私立理系約120万約540万
専門学校
入学金20〜30万
授業料約60〜150万(年間)約120〜300万(2年間合計)
教材費・実習費数万〜10万以上


大学がおすすめな人
キャビンアテンダントだけでなく、ほかの業種も視野に入れている方。まだ進路が具体的に決まっていない方。ある程度自由な時間を確保し、大学外でもさまざまな活動に挑戦してみたい方。学位を求める方。


専門学校がおすすめな人
絶対にキャビンアテンダントになりたい方。短期間で就職したい方。キャビンアテンダントの面接が不安な方。情報収集に自信がない方。

 

 専門学校=100%キャビンアテンダントの就職を保証しているわけではありません。しかしながら、特化した面接対策や航空会社と繋がりがあるなどの背景から就職には力を入れているようです😊

出典:文部科学省


就職サポートとキャリア形成


将来を見据えて

 各教育機関ごとにサポート体制やメリット・デメリットは様々です。将来の選択肢を広げるためにもまずはどのようなメリットがあるのかを確認しておきましょう。そしてどんなところが自分にとってのデメリットになるのかも考えていきましょう✨✨

就職サポート キャリア形成
      大学・キャリアセンターの活用  ・情報収集の容易さ・面接対策は自力・OG/OB訪問・選択肢の幅【大学院進学)・企業や優良企業への就職
     専門学校・CA面接対策が可能・最新の各エアライン情報も取得できる ・卒業後のキャリアサポート【有料】もある(学校による)・パーサーやマネージャー、管理職やトレーナーへのキャリアアップ・CA経験を活かした転職も可能(英会話講師や秘書)



エアラインが求める人材とは?


募集要項

 専門学校に通わなくてもキャビンアテンダントになることは可能です。下記内容は、各航空会社による採用基準の一部です。※各航空会社にもよるので気になる航空会社については各自で調べましょう。

  • 18〜21歳以上
  • 身長:158〜160cm以上(女性)、165cm以上(男性) 
  • アームリーチ208~202cmであること(各エアラインによります)
  • 航空会社が定める健康基準を満たしていること
  • 1年以上の接客経験があること(望ましい)

 

Reina

大学在学中のアルバイトや留学経験なども内定獲得のポイントになり、いかに多くの経験をしたかなどが重要視されます。私は、主に外資を中心に面接に挑戦しましたが「外資ではほぼ学歴重視をされない」という第一印象でした。日系では学歴を重要視する傾向ですが、外資では日本の有名大学かどうかなどまでは把握していません。

それよりも大事なことは、

  • 英語でのコミュニケーションが取れること
  • 面接会場でのほかの候補生との関わり方
  • 自分の雰囲気が航空会社にあっているか
  • 面接会場での態度や積極性
  • 面接官との相性

など学歴以外の人間性であったように感じました。



CA留学という道


 CA留学とは語学学校×エアラインスクールをかけ合わせた、キャビンアテンダントになるためのCA専門学校への留学のことです。語学習得だけでなく、各航空会社についての専門知識や面接の対策にも強く、一石二鳥にも三鳥にもなる魅力があります。その中でも今話題なのが「クルーラウンジ」であり、その魅力は何と言っても

  • 卒業生の就職率80%以上
  • 海外短大卒の資格を取得できる(1年コース)
  • 就職するまで就職サポートが受けられる(5年保証)
  • トレーナー全員が元有名航空会社のキャビンアテンダントや採用人事
  • 『スカウト型面接』、インハウスインタビューがある などなど!

インハウスインタビューとは
航空会社の採用担当官が実際にクルーラウンジを訪問して、クルーラウンジ生のみを対象に面接を開催すること。

 元採用担当官だったトレーナーからの面接対策は貴重で、本番さながらの緊張感は実践で活かされます。また、1年IATA短大コースでは、短大卒の資格も取得可能なので、高校卒業時の進路選択でお悩みの方にもおすすめな選択肢の1つです。

 

Reina

私は幼少期よりキャビンアテンダントになりたい夢を抱いていましたが、大学進学を選択しました。理由としては、

  • 実際にキャビンアテンダントになれる自信がなかった。
  • キャビンアテンダントになれなかった時のために就職先の幅を広げたかった。
  • 学位を持っていれば、何かしらの職業に就職できると思った。
  • 留学をしたかった(英語圏ではなく、フランス)。

以上のように主にリスクヘッジで大学に進学しました。しかし、大学在学中の就職活動の際に、どうしてもキャビンアテンダントの夢を捨てられず、でも夢を掴む方法が分かららず、そうした想いからCA留学を選びました。




最後に

 いかがだったでしょうか。キャビンアテンダントとしての旅立ちは、どの進路を選択するかによって大きく異なります。もちろん、大学にも専門学校にもそれぞれの魅力と可能性があります。 

 幼少期からの夢を叶えたい方。

 進路を決めきれていない方。

自己分析から将来のビジョンの明確化まで、本記事が少しでも有益な情報を提供できたら幸いです。 ご自身で納得できる進路を選択できるよう応援しています。


以上、最後までお読みいただきありがとうございました。