キャビンアテンダントを目指そうとしている皆さんの中に『身長がもう少しだけ高かったらなぁ』 と悩んでいる人はいませんか。キャビンアテンダントになりたい気持ちは人一倍あるのに、身長に関する採用条件をクリアできず、諦めようとしている人、
ちょっと待ってください！✋✋✋
確かに、『低身長でキャビンアテンダントになんてなれるの？』と心配する人もいると思います。でも実は、ちょっとした工夫や綿密な対策で『身長の壁』を乗り越え、夢を叶えた人キャビンアテンダントはたくさんいます！当記事では、キャビンアテンダントに求められる具体的な身長基準や、その基準を突破するための方法について詳しく解説します。
私が執筆しました
Moa 18歳。
2023年3月高校卒業。同年8月にクルーラウンジ(マレーシア)へ入学。入学から8か月後に2社より内定を獲得し、その内の1つ、シンガポールベースにて外資系CAとして憧れのCAライフを送りながら、CA専門.comではカウンセラーとしても活動中。
キャビンアテンダントに求められる身長基準とは？
エアラインの採用基準とは？
各エアラインによって求められる身長基準が異なります。
一部のエアラインでは具体的な数値を示し、他社では手が届く高さなど、実務的な基準が設定されています。
日系エアライン：日本の航空会社では、身長制限は160cm程度が目安とされる場合が多いですが、一部のLCCなどでは機体も小さめな為、160cm以下でも採用可能な場合もあります。＊日系エアラインは法律改正により身長に関する記載はありません。
＊最新の採用情報については各エアラインのHPを必ずご確認ください。
外資系エアライン：身長だけではなく、アームリーチを求めるエアラインもあれば、アームリーチのみを求めるエアラインもあるなど様々です。
＊アームリーチ……腕をまっすぐ伸ばしたときに手が届く高さのこと。エアラインによって靴を履いたまま、素足で、両腕を伸ばす、片腕のみ伸ばすなど様々です。
【身長制限なし/アームリーチのみ】
カタール航空：アームリーチ212cm以上
キャセイパシフィック航空：アームリーチ208cm
【身長制限/アームリーチ規定あり】
エミレーツ航空：160cm以上(女性/男性)、アームリーチ212cm以上
【身長制限あり】
シンガポール航空：158cm以上(女性)、165cm以上(男性)
スクート航空：158cm以上（女性）、165cm（男性)
ジェットスターアジア航空：158cm(女性/男性)以上
＊最新の採用情報については各エアラインのHPを必ずご確認ください。
身長制限の理由
身長制限が存在する主な理由は、安全性と業務効率です。
キャビンアテンダントには、お客様の安全を確保する『保安要員』としての役割がある為、緊急時に機内の安全装備(酸素マスク、救命胴衣)など、早急な対応が求められます。
安全装備へのアクセス
手が届かない場合、迅速な対応が難しくなるため、各エアラインは身体的なメリットを重要視します。
快適なサービス提供
お客様へ快適なサービスを提供するため、スムーズな動作が求められます。高所への荷物の移動など全般的なサービスを必要とするお客様への対応時に、高所に手が届かず、他のクルーの助けを必要とする場合は、時間のロスにもつながるという理由から身長制限が設けられています。
低身長をカバーするためには何が必要？
姿勢改善で実際の身長を最大化する
採用試験では、姿勢が良いかどうかが身長測定に影響を与える場合があります。正しい姿勢を保つことで、実際の身長を数センチ程度高く見せることが可能です。面接の前に候補者の身長を測るエアラインもあります。その場合1cm足りないだけで帰らされ、面接が受けられないという場合もあります。身長の日内変動は1.5ー3cmとも言われており、面接日の身長測定は、面接前や前日の過ごし方などが大きく影響するといえます。日頃から正しい姿勢で過ごしたり、こまめなストレッチなども大切だといえます。
正しい姿勢を保つ訓練
日常的に姿勢矯正ストレッチを行い、背筋を伸ばす習慣をつけましょう。
体幹を鍛える
体幹を鍛えることで、自然に良い姿勢を維持できるようになります。ピラティスやヨガがおすすめです。
アームリーチトレーニング
中東系エアラインや中華系エアラインでは、身長だけではなく、アームリーチを重要視している場合が多いです。アームリーチとは『手を伸ばしてどこまで手が届くか(既定の箇所まで手が届くか)』をはかることです。では、どのようにアームリーチを伸ばしていけばいいのでしょうか。
肩や腕の柔軟性を向上させる
ストレッチやエクササイズで、肩や腕の可動域を広げましょう。
リーチを意識した練習
壁にマークをつけ、毎日その高さに手を届かせる練習を行うことで、実際のリーチを伸ばすことができます。エアラインによっては片手で手を伸ばしたり、両手だったり、靴を履いたまま、靴を脱いではかるなど様々です。どのパターンでも届くように練習を重ねましょう。
適切な靴を選ぶ
面接時や試験当日には、適切な高さのヒールを履くことで、数センチの身長を補うことが可能です。ただし、航空会社によっては靴を脱いで測定する場合もあるため、事前に確認が必要です。
控えめなヒールの靴
自然な見た目を損なわないよう、ヒールは3〜5cm程度が理想的です。
靴選びのポイント
立ったときの安定感が重要なため、無理のない履き心地のものを選びましょう。
高い語学力やホスピタリティスキルでアピール
身長以外の要素で自分を強くアピールすることも重要です。特に接客スキルや語学力、柔軟な対応力など、そのエアラインが求める身長以外の基準を満たしていれば、身長のハンデを補うことができます。
語学力を強化
英語はもちろん、他言語（中国語、韓国語など）が話せると大きなアピールポイントになります。
コミュニケーション力を磨く
模擬面接や接客アルバイトで、柔軟な対応力を身につけましょう。
採用試験での実践的な対策と体験談
身長測定の前に準備すること
採用試験では、最初に身長測定が行われることが多いため、事前の準備が重要です。どのようにすれば自分をリラックスさせることができるのかなど、日常的に考えてみましょう。緊張すると筋肉が縮み、身長が低く見えることがあります。深呼吸をすることでよりリラックスできるよう心掛けましょう。
たまに耳にするのは、髪型によって身長が高く見えるよう調整しているということですが不適切な印象を与えるかもしれません。無理なくナチュラルな髪型を心がけましょう。
面接での印象を高める
身長制限をクリアしても、面接が採用の鍵を握っています。自信を持ち、前向きな姿勢で臨むことが重要です。常に笑顔を絶やさず、礼儀正しい態度を心がけましょう。また身長の低さを克服する努力をアピールし、高い語学力があることや、ホスピタリティ業界での経験などについて、身長の低さを凌駕できる貴方にしかない魅力を自信を持って面接官へアピールをしましょう！
身長制限を超える成功例と体験談
身長制限が懸念される中でも、実際に夢を叶えた方々の成功体験を知ることは大きな励みになります。たとえば、「基準を満たしていないと思われたが、面接での柔軟な対応力を評価されて採用された」というケースも多く存在します。
成功例1：語学力と接客経験で差をつけたAさん
実は、面接時の身長測定で1cmほど採用基準に足りませんでした。その瞬間、『あ、やってしまった……』と落ち込みそうになりましたが、『落ち込んでいる暇はない！』と気持ちを切り替えて、ホテルでのフロント業務経験について精一杯アピールをしました。英語には自信があったので丁寧かつ流暢なコミュニケーションを心掛けたことが評価につながったのか、有難いことに内定をいただきました😢😢😢
身長をクリアできなかったことを事実として受け止めつつ、キャビンアテンダントになった今でも毎晩のストレッチやアームリーチの練習はかかせません。
面接では、思いがけないことが時々起こりますが、冷静に落ち着いて『今』自分にできることを精一杯アピールすることがキャビンアテンダントの夢を叶える第一歩だと思います！
絶対に夢を諦めないでください✨✨✨
成功例2：多言語スピーカーを武器にしたBさん
外資系エアラインに昔から憧れがありましたが、身長の低さを常に感じていました。そこで、低身長をカバーするために語学力を磨きました。語学習得は本当に大変でしたが、日本語、中国語、韓国語、そして英語をマスターし身長というハンデを乗り越えて内定を頂けたことは本当に涙がでるほど嬉しかったですし、自信にもつながりました😢😢😢
エアラインによっては、例えば日本線には最低2人の日本語スピーカーが必要というルールを設けているところがあります。私は多言語スピーカーを自分の魅力と武器にしたことが、チームの強みに繋がり、多様なクルーたちと様々な国を訪れることができるので、言語習得は本当に大変でしたが、頑張って本当によかったと今でも思えます！キャビンアテンダントは私の天職です✨✨✨
まとめ
いかがだったでしょうか。
キャビンアテンダントの採用における身長制限は、確かに重要な要素の一つですが、それだけが採用の全てではありません。姿勢やリーチの改善、語学力や接客スキルの強化など、努力次第で突破可能です。自分の可能性を信じて、目標に向かって準備を進めましょう。夢を実現するための道は、確実に開かれています！
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