CAは、世界中のお客様に素敵な空の旅を提供する、特別で責任のある仕事です。
特に外資系エアラインでは、グローバルな環境で活躍するために、異文化理解や柔軟な対応能力が求められ、こうしたスキルは留学経験などで培われることが多いです。もちろん外資だけではなく、日系エアラインでもその傾向はみられ、履歴書に『1年以上の留学経験』の欄を設けるなど、その重要性が高く評価されています。このように留学経験はCA採用において非常に有利なポイントとなるでしょう。
当記事では、CA採用試験における留学経験の評価ポイントや、留学経験を効果的にアピールするためのポイントを詳しく解説していきます。留学をすでに終えた人、今まさに留学中の人、これから留学を考えている人にとって、『CA面接』における『留学経験』の強みを最大限に生かす方法をお伝えします!

Moa
当記事は、Moaが執筆しました😊
Moa 18歳。身長170cm
2023年3月高校卒業。同年8月にクルーラウンジ(マレーシア)へ入学。入学から8か月後に2社より内定を獲得! 現在はシンガポールベースの外資系エアラインにて新人CAとして奮闘中。同時に『CA専門.com』ではCAを目指すお客様とのカウンセリングやブログ執筆なども行う。
📢こんな人にオススメ📢
✅CAを目指しているけど留学経験がなくて不安な人
✅CA留学をしようかどうか迷ている人
✅CAになるために留学を予定している人
CA採用試験における留学経験の有利性

留学経験のプラス要素とは何か?
CAの採用試験では、留学経験はプラス要素として評価されることが多いですがそれはなぜでしょうか。ポイントを見ていきましょう!😊
語学力の証明
留学経験の最も大きなアドバンテージは、ズバリ!語学力です。特に、外資系では非常に高い語学力を必須スキルとして求めています。留学先で英語を学び、実際に現地の人々とコミュニケーションを取りながら学んだ実践的な言語スキルは、面接時に大きなアピールとなります。
語学力が高いことで生まれるメリット
📍お客様やクルーと円滑なコミュニケーションが生まれる
📍『語学力』を身につけることで、業務に自信を持って取り組むことができる

スタッフ
基本的にはまず、『母国語(母語)』と『英語』を完璧にマスターすることが一番重要です。その上で、『母国語(母語)』と『英語』以外の第3言語習得や留学経験がある場合はさらなるアドバンテージにも繋がるでしょう。
CAは日々、様々なバックグラウンドのあるお客様へ寄り添ったサービスを提供しますが、相手は必ずしもネイティブスピーカーとは限りません。むしろノンネイティブスピーカーとの『英語』とのコミュニケーションが多い印象があります。
お客様の中には『母国語(母語)』しか話せないお客様もいらっしゃいます。もしもあなたが、お客様の第一言語をでサービス提供できたらなば、きっとお客様にとっても安心した時間となるのは間違いないですね!ただ、だからと言って無理に第3言語を習得する必要はありません。あくまでも英語が最優先です😊
もちろん、『多言語スピーカー』は他の受験者との差別化になりますし、自分がCAを目指す上で、大きな自信になる、強力な武器になるのは間違いないのでしっかりアピールをしましょう😊✨
異文化理解と多様性を受け入れるフレキシブルさ
留学を通じてでしか得られないものと言えば、ズバリ『異文化理解』です。留学中には、
🟣人種の違い
🟣生活スタイルや習慣の違い
🟣宗教の違い
🟣価値観の違い
など様々な『違い』に出逢います。
その違いに初めは戸惑い、驚くこともあるかもしれません。大事なことはその他者との『違い』を理解し、受け入れる気持ちを養うことです。外資系CAとして内定を獲得した場合、その内定先の土地に行かなければなりません(※日本ベースを除く)。
『初めてのCAとしての生活』
『初めての海外での1人暮らし』
『知り合いがいない土地での初めての生活』
など一度にさまざまな初めてが訪れます。その際に、過去に一度でも留学の経験があれば、異文化や多様性への理解の深さをアピールできるポイントになるでしょう!
自己成長と積極的な姿勢の証明
間違いなく留学経験は『自己成長』に繋がり、夢を叶えようとする行動力の証です。人と違う道へ進もうとすることは、時に他の人以上の困難があり、
『自分にとって、本当にこの道は正しいのか?』
と、不安になることもあるでしょう。
それでも『留学』という道を選択し、その試練を乗り越えた、乗り越えようとしているという姿は、きっと面接官へもポジティブな印象を与えるでしょう。特に外資では、常に向上心を持ち、新しいことへ挑戦しようとする姿勢を重視する傾向が強いです。『留学経験』そのものが、あなたの『絶対CAになりたい、なってやる!』という意欲の証明として評価されることが、グローバル人材を目指した前向きで積極的な姿勢、その柔軟性に繋がっているのです。

Moa
私が留学を決意したのは高校生の時でした。将来の夢を考えた時にグローバルな環境で働きたいという想いはありましたが、『留学』という選択が当時の環境からほど遠く、漠然としていました。
なので、外資系CAになるために『クルーラウンジ』を見つけた時は
『これだ!』
と思いました。
もちろん不安は沢山ありましたが、留学したからこそCAになる夢も強くなり、留学という環境の変化が私の夢を後押ししてくれたことは間違いありません😊
留学経験の効果的なアピール方法

具体的なエピソードを交えるためのポイントとは?
面接やエントリーシートでは、具体的なエピソードを交えて留学経験を伝えることが重要です。実際どのような状況であったかを想定し、どのような対応をした結果、どのような変化が起こったのか『起承転結』を意識し伝えることをイメージしましょう。
✅課題に直面した状況
まずは、留学中に直面した「困難」な状況を明確に説明しましょう。困難な状況を説明する際には、できるだけ具体的に、どのような場面で困難が発生したのかを描写することが重要です。単に「困難があった」と述べるのではなく、その背景や状況を詳細に示すことで、面接官がより深く理解できるようになります。

Aさんの場合
マレーシアへのCA留学を経験後、夢だった外資系CAを目指して!
最も大きな課題は、マレーシア英語の訛りに慣れることでした。特に、授業や日常会話で使われるスラングや略語に困惑し、最初の頃は会話のスピードについていけませんでした。加えて、英語で自分の意見を表現することに対しても不安があり、話すことへの苦手意識が強く、実際に会話が弾むことは少なく、自信を失うこともありました。
📢POINT
📍どのような状況で『課題』が発生したのか。
📍どうしてそれがあなたにとって『困難』だったのか。
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✅現状に対して取った行動
次に、その課題にどのように対処したのかを具体的に示しましょう。順序立てて伝えることが、問題解決能力や積極性をアピールすることに繋がります。

Aさんの場合
マレーシアへのCA留学を経験後、夢だった外資系CAを目指して!
まずは『間違ってもいい!』という気持ちで、積極的に友人と英語でのコミュニケーションを心掛け実践しました。また、様々なアクセントに慣れるために様々な動画やアプリを活用し、リスニング力を強化したことで2~3カ月後には耳もかなり慣れてきました。こうした努力から自信も生まれ、より語学を向上させたい!という気持ちが芽生えました。そして、自作のプレゼンテーションを作り、友人や先生に発表してフィードバックをもらうことを日常的に行いました。
📢POINT
📍困難に対してどのような取り組みをしたのか。
📍主体的な行動ができているかどうか。
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✅得られた成果や学び
成果だけでなく、その経験から得た学びや成長を強調することで、面接官に対してポジティブな印象を与えることができます。また、得られた学びがどのように今後の仕事やキャリアに活かせるのかを示すことで、あなたの成長の過程を具体的に伝えることができます。

Aさんの場合
マレーシアへのCA留学を経験後、夢だった外資系CAを目指して!
英語への自信が付いたことにより、『自分の意見を論理的に伝える力』や『即興での対応力』が身に着いたと自信を持って言えます。このスキルはクルー同士でのチームワークが必須なCA業務でも必ず生かせると思います。
📢POINT
📍身につけたスキルをどのようにCA業務へ生かすことができるのかどうか。
📍自信に溢れた姿をどのような言葉で伝えるのかどうか。
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面接官が求める答え方はコレ!企業研究のコツ&自己分析まるごとCA面接解説ガイド!!!
留学経験って必須じゃないの?

結論から言うと、実は留学経験はCAの必須条件ではありません。
『留学経験なし!』
自力で、独学で高い語学力を身につけ、CAになった人もいます。
重要なのは、留学の有無に関係なくその人にどのようなスキルやパーソナリティが備わっているかということです。
👉高い語学力
留学経験がなくても、英検やTOEIC、IELTSなど、独学で身につけた英語力の証明は十分なアピール材料です。中には、エミレーツやカタールなどスコアの提示を求めていないエアラインもありますが、大切なのは目標を自分に課し、努力し、達成することです。
ただし、キャセイパシフィック航空やスターラックス航空などの一部の中華系エアラインではTOEICやIELTSなどのスコア提示が求められています。定期的に受験し、いつでも応募できる状態を整えておきましょう。
※2025年2月の情報になります。最新情報は各エアラインの公式HPよりご確認ください。
👉これまでの経験値(留学に関わらず)
留学経験がなくても、接客業やプロジェクトチームで働いた経験などは大きな強みです。また、もしも外国のお客様とのコミュニケーション経験があれば、魅力的なアピールの1つになります。どのような業界でも、顧客対応を通じて得られるコミュニケーション能力や問題解決能力は、CAという職業に直結する大切なスキルです。
✅おススメの経験
ホテルやレストランでの接客経験など
👉グローバル人材としてのスキルについて
ワークショップやボランティアに積極的に参加し、柔軟性や、異文化理解、価値観の違いに適応できる能力を身につけましょう。さまざまなバックグラウンドを持った人々とのコミュニケーションはあなたの経験値を上げてくれます。留学経験がなくても、海外に行く機会がなくても、どのように過ごすことでCAのスキルを磨くこととができるのか、自己分析をしてみましょう。
誰かと触れ合うことはまだ知らない自分自身の扉や引き出しを開けることに繋がります。『グローバル人材』になるためには何が必要なのかアンテナを張り巡らせましょう。
最後に

いかがだったでしょうか。
キャビンアテンダントの採用試験において、留学経験は有利な要素となり得ますが、必須条件ではありません。重要なのは、自身の経験やスキルをどのように活かし、CAとしての適性をアピールするかです。留学経験がある、ないに関わらず、自分の経験や考えをまとめ、面接時にしっかりと伝えられるよう準備をしましょう。
『CA専門.com』では、現役のクルーラウンジ生/外資系CAスタッフと無料のカウンセリングが可能です。
転職で悩んでいる方、CAの夢を諦めきれない方、何から初めていいか分からない方はまずは無料のカウンセリングでご相談ください。
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